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Bird「極上ハイブリッド」
なんか、林檎姫的語呂合わせもすっかり定着しましたなぁ(笑)
大沢"モンドグロッソ"進一から離れてのアルバム第1弾である。
当然のことながら、クラブミュージックっぽさが薄くなり、
その分彼女の言葉が更に生き生きとして伝わってくる。
意外なことに、方法論としての大沢進一っぽさは残ってるのが面白い。
『散歩しよう』『さらば』のようなのほほんとした曲は今までになかったし、
FUNKYなロックチューン『ZERO』は新境地とも言えよう。
これからの成長がとても楽しみなミュージシャンの1人。

畠山美由紀「Driving into your mind」
Port of Nortsでは、落ち着いた感じではあったものの、
クルーエル(*)独特の匂いは充分感じ取ることが出来たが、
今回のソロでは、透明感のある声はそのままに、
素直なスタンダードとしての魅力を醸しだしている。
特に、日本語詩の曲に顕著に現れておりどこか懐かしい。
Little Creaturesの鈴木正人のプロデュースによる本作は、
地味な印象を与えながらも眩いばかりに今の邦楽界に輝いている。
何者にも汚されていない純粋で透明な白。
今、このような声を聞かせてくれる人は彼女のほかに何人いるのだえろうか?
*クルーエルレーベル:初期のカヒミカリーや、伝説のバンドラブタンバリンズを
擁していたインディーズレーベル。質の高いクラブミュージックを排出し続けている。

Numbeer Girl「NUM HEAVY METALIC」
いきなりバンザイ三唱からはじまるのがなんとも笑える。
珍しくアヒト・イナザワのヴォ−カルから始まる1年9ヶ月ぶりの
待望のニューアルバムである!今回は和的な要素を織り込み、
なんとなく祭囃子を想起させる曲がある。が!、相変わらず田淵ひさ子の
ギターは歪きって攻撃的で、中尾憲太郎のベースはうねりまくっており、
アヒトのドラムは縦横無尽に走りまくり(これぞ!リードドラム!!)、
向井秀徳のヴォーカルは半分意味不明な歌詞をがなりたてている!
音が渾然一体となって聞き手に迫り、聞く側も相当の精神力を必要とする。
まさに傑作!!!

Polysics「LO-BITS」
今回は、なんとSTYXの「MR.ROBOT」をカバー。
ただの完コピではなく、かなりハヤシの独自解釈が加わっており、
原曲とはかなり印象が異なっている。同じなのは「ドモアリガトミスターロボット」
のフレーズだけだろうか?しかし、この曲が流行ったのもすでに20年を超える昔…
よほどのマニアじゃないと、いったいなんなのかすらわからないであろう(笑)
もう1曲スタンダードの名曲「My Way」のカバーもしているが、
こちらはピストルズのヴァージョンに近いパンキッシュヴァージョン。
残り3曲はいつものポリらしいピコピコパンクですな(笑)


The Brilliant Green「Forever to me〜終わりなき悲しみ〜」
周知の通り、川瀬のソロ『Tommy Februry6』を経ての活動再開第1弾。
印象としては、「冷たい花」のようなスローテンポで哀愁のあるバラード。
サブタイトルが物語っているように、「愛とゆう終わりなき悲しみ」と、
言い切るあたりが川瀬の屈折したところである(笑)
あれだけアッケラカンとしたソロをやっておきながら、と思う人もいるだろうが、
ソロでやったユーロポップが哀愁漂う音楽なのだから、
本質的にはなーんも変わってないのである(笑)
「ロックは刹那」と、某サイトの管理人が言っていたが、
それをストレートに体現しているバンドである。

中村一義「セブンスター」
この人のポジティブさは、すべてを肯定した上で成り立っているようである。
いいことも、悪いこともキチンと把握した末で、
「ちゃんと目、開いて、見たい、見たい、見たい。」と未来を見つめ続けているのである。
当たり前なことだが、それが出来ること自体貴重。この人の価値はここにある。
今回は同タイトルをアレンジを変えての収録。
M1はいつも通りのミディアムテンポで軽快なナンバー。
M2は少々大業なロックアレンジである。前者では、言いたいことを
サラッと言ってのけてるように聞こえるが、後者では重みを持って
伝わってくる。アレンジ1つでこうも変わるもんだ。

小島麻由美「ROCK STEADY GIRL」
ダークサイドな小島麻由美である。まあ、彼女はいつもダークであるが(笑)
いつまでたっても気づいて貰えない乙女の心をスカのリズムに乗せ、
本人はあくまでも淡々と歌っている。曲調は相変わらずの戦後歌謡のような
エロティックな雰囲気であるが、いつまでたっても彼女の心は乙女(笑)
M4のスキャットヴァージョンはデモヴァージョンなんだろうか?
「あなたのその背中/わたしの霊(こころ)を彫らせて」(M2刺青)
たとえ別れてもワタシのことは忘れさせないわよ!と言うこの歌詞は
かなり怖いと思う今日この頃であった…(笑)

SBK(スケボーキング)「Why don't you to my place?」
アーティスト表記を『SBK』に変えてからの第1弾シングル。
タイトル曲はなんと歌詞を捨て去った意欲作!!
リフレインする曲名が印象的なナンバーとなっている。
ただ、グループ的には斬新だけど、それほど新しい音でもないかな?
ヤツらならもっとスゴイことが出来ると思うので、
これからをもっと期待しようではないか!!
ちなみに、4曲中まともなRAPなのはM2だけである。
それが良いか悪いかは賛否両論になるだろうね…

奥田民生「花になる」
タイトル曲は民生らしい軽快なロックチューン。「イージュー☆ライダー」
「さすらい」の流れを汲んでおり、何気に男の生き様っぽいものを感じる。
「魂の男/野に咲く花になる」すでに民生は大輪の花を咲かせている。
カップリングにはカバーが2曲。ロケンローの名曲「監獄ロック」と
フォーククルセイダーズの「悲しくてやりきれない」だ(笑)どちらも力が抜けきっていて
この余裕がいかにもな感じ(笑)個人的にはオリジナルが聞きたいけどね。


my foolish dream

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