Babamania「ID」
genki(MC)とmari(Vo)のツインヴォーカルを擁するミクスチャー系バンド。
全編英詩だが、2人ともネイティブ?と思うほど発音がいい。
タイプはレッチリ系で、変幻自在な曲調とパワフルでタイトな演奏が、
聴いていて気持ちいい。尚、邦楽にしては珍しく対訳が載っている。
最近は、ハードコア系が多い中、頑張って欲しいバンドの1つ。
うねるベースってのは、こーゆーことを言うんだよねぇ〜!!
Cursive/Eastern Youth「8 Teeth To Eat you」
アメリカのCursiveと日本のEastern Youthのスプリットアルバム(*)。
Cursiveに関しては、申し訳ないことに全然知らないバンドで、
情報もまったく無いんだよね…勉強不足ですなぁ(笑)
お目当てのEastern Youthは、相変わらず吉野寿の理屈っぽさ全開な歌詞と、
怒号のような音が聞き手に迫ってくる。今作では、
それでもラフな音作りなようで、割と力を抜いているような
余裕なようなものも感じる。
余談だが、日本版を買ったつもりだったが、プレスはアメリカだった(苦笑)
宇多田ヒカル「DEEP RIVER」
現時点での彼女の最高傑作であり、壮大なる実験作。
そして、恐らく、日本の音楽史に残る大傑作。
すでに、ソウルと言う枠組みから離れ、ひたすら内的宇宙をさまよう、
とても観念的な内容になっている。にも関わらず、未だに彼女への支持が熱いのは、
その自己探求的な歌詞を包み込む、彼女のポピュラリティー故だろう。
しかし、これから世界へ飛び出すであろう彼女の、単なる通過点に過ぎないのも確か。
これからの、更なる進化に期待したい。
Losalios「Colorado Shit Dog」
ロック衝動を、まんま音にするとこんな感じであろう作品である。
思い出すのは、DEEP PURPLEのライブで繰り広げられるジャムセッション。
今回、ベンジー経由でTOKIEが加入したのが、いい結果になったようだ。
武田真治の加入も、この路線への傾倒を早めたのではないだろうか?
ある意味、ロックがロックであった時代へ回帰させる作品だ。
やはり、ロックバトルはこうでないといけませんなぁ(笑)
椎名林檎「歌ひ手冥利〜其の壱〜」
浅井健一「DEVIL」
くるり「男の子と女の子」
Yuki「66db」
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林檎姫、復帰リハビリ作品(笑)今回は、歌い手に徹してみたいとのことで、
カバー集になった模様。今回はドイツ語、フランス語にもチャレンジしている。
ゲストも多彩で、草野マサムネ、宇多田ヒカル、椎名"林檎兄"純平、と、
豪華だが、私が押すのは『木綿のハンカチーフ』でデュエットしてる「松崎ナオ」。
はっきり言って、他の3人があまりにも上手過ぎるので、ちと埋もれ気味になるが、
ちゃんとヒロイン出来てる(笑)次回作はオリジナル。楽しみである。
シャーベッツがソロ活動だと思っていたので、今更本人名義で出すのが
意味あるのか?と、思ったが、それは間違った考えであった。
どちらかと言うと、BJCに近いテイストを持った曲である。シャーベッツでも
ロカビリーっぽい曲はあったものの、ここまでストレートなのはなかった。
1度、原点に戻ってみようってことなのであろうか?とにかくシンプルで、
ストレートなロケンロールである。
珍しく、アルバムからのシングルカット。ギタリストに大村達身を向かえ、
更なる進展地を開拓した『THE WORLD IS MINE』では、前作のピコピコ路線を
更に推し進めた野心作であるが、その中でもシンプルなこの曲は、
恥ずかしくなるくらいの、素直でピュアな男女感を歌っている。
まあ、岸田の作る歌詞はいつでも、聞き手が恥ずかしくなるのであるが(笑)
未収録曲2曲については、新録ではなくアルバムで未使用だった曲である。
しかし、『ハローグッバイ』は、何故収録しなかったのかがわからない程の名曲。
『WORLD'S END SUPERNOVA』のリミックスは、はっきり言って蛇足。
こちらも、アルバムからのシングルカット。曲ごとに表情を変えるYukiのヴォーカル、
ホントに、JAM時代には、これほどのヴォーカリストだとは思わなかった。
最初はしずかなこの曲も、やがて大きな音のうねりとなって押し寄せてくる。
しかし、タイトル通りの騒音では無く、優しく包み込んでくれる。
そして、「シーーー/シーーー/シーーー」とYukiが口に指を当てると、
また、静寂の世界に帰って行く…騒音に邪魔されることの無いところへ。
カップリングの『ビュービュー』では、シアターブルックの佐藤タイジがゲスト。